- レポート
全国知識製造業会議2024 出展企業・参加者の声
2024.06.132024年4月12日(金)に、全国知識製造業会議2024を開催しました。400名以上が参加、52社がブースを出展。当日は、パネルディスカッションだけでなく、ブースでも解決したい課題やどんな未来を創りたいかの議論で盛り上がりました。
出展企業
株式会社サンコー技研 代表取締役 田中 敬 氏
「変化の時代にどう歩むべきか?」と悩み続けていた折に、「知識製造業」という言葉を知りハッとしました。「誰かに売り込む」のではなく「誰かを仲間に巻き込む」ために私たちが何をするのかを自らの言葉で発信することが、知識をつくり出し、未来につながるという考え方に強く共感したのです。当日はオープニングから「自分も動かなければ」という高揚感を感じました。「一緒に新しい事業をつくりましょう」という気持ちを参加者同士が共有していることがこの会の魅力です。個々の利を超えて課題解決のための事業をつくるという共通基盤があるため、コミュニケーションがスムーズでした。ベンチャーの方とビジネスに直結した話がテンポよくできましたし、業界の大手とも同じ目線で話ができる場の雰囲気も素敵でした。次回も参加したいので、その際にはもっと巻き込み、巻き込んでいただけるようにさらに準備をしっかりして臨もうと思います。
株式会社アンプラット 代表取締役社長兼CEO 三澤 拓真 氏
私たちは、生命科学領域を中心に展開してきた事業を、製造業にも広めたいと考え、製造業向けのシステムを開発してブース出展に臨みました。当日は、「さっきご挨拶した企業と合いそう!」と他の出展企業の方からお繋ぎいただいたり、「この課題を一緒に解決できないか」とお声をかけていただいた方が他企業を連れてきてくださったりして、人から人への連鎖が続き、150名以上と名刺交換してお話しできました。複数社いたからこそ「こんなことができそう」と一対一ではできない議論ができたのも印象的でした。私たちはソフトウェアのサービスを出展するということで、わかりやすい目に見える製品ではなかったため、展示会参加にはハードルがありました。しかし、参加者のモチベーションが非常に高く、具体的な話ができ、現在10件ほどの商談が進行中です。新事業のための手掛かりや課題解決のパートナーを見つけるために積極的に交流する人たちばかりで、熱気あふれるイベントでした。
パンチ工業株式会社 商品開発課 課長 宮本 卓 氏
金型部品メーカーの当社は、事業領域が狭く、これまで社会課題への取り組みを考えることがありませんでした。しかし、今回の出展決断を機に、課題解決への想いを抱く他の出展者と同じ目線に立とうと決意しました。具体的には、「ものづくり業界における手戻り」という課題を抽出し、その解決につながるサービスを展示することです。さらに、私たちの取り組みをわかりやすく説明できるよう、社内で言葉をつくり上げました。当日は、「脳を使う雰囲気」が会場に充満しており、参加者同士で課題意識を次々と共有・議論することで熱量が高まり、新しい閃きが生み出される瞬間を体感しました。その密度の高い交流を通じて、私たちの技術の適用範囲が意外にも大型ドローンの開発企業にはまり、共同研究の話が持ち上がりました。他にも複数の企業との連携が具体化しつつあり、次の一歩を着実に踏み出せるよう準備を進めています。
参加企業
メーカー企業 部長職 A 氏
ブース出展企業のレボックスさんから楽しそうな本会の話を伺い、参加しました。当日は、すべてのセッションに聞き入って胸が熱くなり、上司を説得して大阪から参加した甲斐がありました。特に、300年企業を目指す当社にとって、パネルセッション「創業100年越えの老舗ベンチャーが語る、知識製造業の実践とは」の創業100年超えの企業経営者の話がとても参考になりました。ものごとの考え方や道徳観を幼い頃より祖父の代から自然と教わっていることの大切さについて、目から鱗が落ちる思いでした。参加を通じて「知識製造業」の概念について理解を深めました。そして、「我々は知識製造業者である」ことを標榜していこうと、社内にも広げていきたいと思います。次回はもっと具体的に知識を製造するため、ブース出展したいと考えています。
全国知識製造業会議2025 概要
開催日時:2025年4月18日(金)
開催場所:東京都立産業貿易センター浜松町館 4階展示室
出展や参加希望の方、全国知識製造業会議について詳しく知りたい方は、本サイトのお問い合わせページからご連絡ください。また、全国知識製造業会議2024の実施報告は<こちら>からご覧ください。