全国知識製造業大賞

KNOWLEDGE-MANUFACTURING-AWARD

全国知識製造業大賞とは?

「全国知識製造業会議」を起点に新たな知識を生み出し、

挑戦への一歩を踏み出したプロジェクトを表彰する制度です。

 

未解決の課題を解決するため、
情熱と志を共有し、
互いの知識の組み合わせで新たな知識を生み出す「知識製造業」に挑み、
日本が新時代の一歩を踏み出すことに貢献した功績をたたえるとともに、
社会に示していくことで、
知識製造業へのシフトをさらに促していくことを目的としています。

選考フロー

全国知識製造業会議後に寄せられた連携案とリバネス担当コミュニケーターからの推薦を踏まえて選考し、共催のみずほ銀行と協議の上で、決定します。翌年の全国知識製造業会議にて、「全国知識製造業大賞」として表彰式を実施します。

実績

全国知識製造業大賞2025

全国知識製造業会議2026にて「全国知識製造業大賞2025」を実施し、以下の3つのテーマ(各テーマ2社、合計6社)を表彰しました。

抗菌技術とデータ基盤の融合による持続可能な食肉生産の実現

株式会社Eco-Pork (東京都千代田区)
ハドラスホールディングス株式会社 (東京都千代田区)

<受賞理由>
食肉生産の現場を深く理解するEco-Porkと、表面処理・抗菌技術を有するハドラスホールディングスが連携し、現場課題に対して新たな解決策を生み出した点を評価しました。技術を組み合わせるだけでなく、実証の場で試行錯誤を重ねながら、業界や社会そのものを変えていこうとする姿勢が、知識製造業の実践そのものです。

<受賞コメント>
この取り組みは、1年前の知識製造業会議での出会いをきっかけに生まれました。ハドラスホールディングスの技術と、Eco-Porkが持つ現場や実証の機会を掛け合わせることで、これまで難しかった課題解決に向けた実証実験が進みました。今回の受賞を励みに、さらに力強くプロジェクトを推進していきます。(Eco-Pork 田中氏)

鋳造×切削×顕微技術で創るバイオ実験ユニットで宇宙の民主化を実現する

株式会社IDDK (東京都江東区)
吉田工業株式会社 (長野県佐久市)

<受賞理由>
宇宙実験の高度なプロセス技術を持つIDDKと、精密なものづくり力を持つ吉田工業が連携し、宇宙環境で必要となる実験ユニットの実装を前進させた点を高く評価しました。自動車業界で培った知見を土台に、宇宙産業へ初めて挑みながらも、短期間で宇宙実証に迫る成果を生み出している点は非常に印象的です。異分野連携によって新たな価値を切り拓き、新たな産業への挑戦の可能性を鮮やかに示しました。

<受賞コメント>
両社の出会いは2年前の知識製造業会議でした。その後、あらためて連携が進み、IDDKの宇宙バイオ実験装置を真空環境で運用するための容器製造という課題に、吉田工業が応える形でプロジェクトが進展しました。装置は現在、打ち上げに向けた試験段階にあり、今後の展開に大きな期待が寄せられています。(IDDK 吉岡氏)

工場・プラント現場を革新する技術の海外展開

株式会社CAST(熊本県熊本市)
株式会社 木幡計器製作所(大阪府大正区)

<受賞理由>
プラント設備の保守点検における大きな工数やリスクに対し、CASTと木幡計器製作所がデータを活用した新たなメンテナンスの形を提示した点を評価しました。単なる機器開発にとどまらず、製造・販売・保守まで見据えて社会実装を進め、日本発の仕組みを世界へ広げようとする構想と実行力が際立っていました。

<受賞コメント>
両社は、同じプラントで特定データを収集するIoTセンサー事業を展開する中で連携を深めてきました。1種類のデータだけでは見えなかった兆候も、複数データを掛け合わせることで新たな価値へとつながっています。日本国内にとどまらず、世界へ広げる道筋を描けていることも、この取り組みの大きな成果です。(CAST 中妻氏)

全国知識製造業大賞2024

全国知識製造業会議2025にて「全国知識製造業大賞2024」を実施し、以下の3つのテーマ(各テーマ2社、合計6社)を表彰しました。

製造業の技術や知識をChatbotに集結する未来

株式会社サンコー技研 (大阪府東大阪市)
株式会社アンプラット (神奈川県横浜市)

<受賞理由>
全国知識製造業会議2024で出会い、意気投合。精密打抜き加工を得意とするサンコー技研の技術や知識をオープンに共有できるChatbotをわずか4か月で開発し、公開に至った。今後はさらに対象領域を拡大し、製造業の技術や知識をChatbotに集結して知識を共有する未来を目指している。

<受賞コメント>
東大阪のプレス工業のメーカーが、バイオインフォマティクスを得意とするベンチャーであるアンプラットさんと新しいものを生み出す。これはこの場でしか成し得ないことだと思います。日本の製造業は、このままでは衰退してしまいます。皆さん、ぜひ一緒に新しいものを立ち上げていきましょう。(サンコー技研 田中氏)

参考|株式会社サンコー技研×株式会社アンプラット 精密打ち抜き加工に関するChatbot『サンコー君』を共同開発

生体模倣コーティングによる医療機器の高付加価値化

栃木精工株式会社 (栃木県栃木市)
インテリジェント・サーフェス株式会社 (千葉県柏市)

<受賞理由>
歯科用麻酔針などの医療機器を手掛ける栃木精工と、生体親和性に優れるMPCポリマーコーティング技術を有するインテリジェント・サーフェスとの連携議論について、全国知識製造業会議2024のセッションでも事例を共有。その後、資本提携にも発展。知識製造業のロールモデルとして、今後の展開が大いに期待される。

<受賞コメント>
毎月、訪問して話す中で、当社とMPCポリマーにとりまして、栃木精工さんはまるで水魚の交わりでいうところの水のような存在と考えております。この「医」(医療機器企業)「工」(製造業)連携を通じて、両社で取り組むことで初めてなし得るような、高付加価値の医療機器の創出を目指します。(インテリジェント・サーフェス 切通氏)

日本の技術でベトナムの水環境課題に挑む

有限会社ヴァンテック (滋賀県栗東市)
株式会社環境内水面資源研究所 (山形県鶴岡市)

<受賞理由>
共に水環境問題に取り組んでいたことから議論を開始。特に、ベトナムのメコンデルタ地域での養殖や水処理の課題に向き合ってきたヴァンテックが、自社技術だけでは対応できない現地の課題に対して、環境内水面資源研究所のファインバブルの技術が適用できるのではないかという仮説を立案。現在、現地で3つの実証研究を進めている。

<受賞コメント>
こういう出会いの場が、私たち企業の可能性を広げてくれていると改めて感じています。このメコンデルタの事業では、まだまだいろんな課題を解決するために技術を必要としています。ぜひとも皆様のご協力をいただければと思っております。(ヴァンテック 井之口氏)

参考|連携事例 有限会社ヴァンテック × 株式会社環境内水面資源研究所 ベトナムの水環境課題の解決を目指す実証試験を開始